飼主様向け診療情報
4.12015
4月~6月は狂犬病予防注射期間です
狂犬病ワクチンは、混合ワクチンとはまた別のワクチンで、日本ではワンちゃんの接種が法律で義務づけられています。狂犬病は人間が発症すると致死率100%と言われています。日本では1957年以降発生は見られない為、あまり身近に感じませんが、全世界では年間5万人以上が亡くなっているという統計があります。このワクチン、ワンちゃんはもちろんですが、人間や国を守るものと思っていただけたら良いと思います。混合ワクチンは生後2ヵ月前後から初回の接種をし、その後は年1回接種するので、誕生日によって毎年の接種予定日はみんなバラバラです。しかし、狂犬病ワクチンはどのワンちゃんも4月~6月に接種する事になっています。
接種方法は2つあります
- 集合注射といって指定された日時に公園や神社など、最寄の会場で集団接種する方法。ここで役所へ届出も全て行えます。
- 動物病院で接種する方法。当院で接種する場合、予約不要でいつでも接種できますが、役所への届出はご自身で行っていただく必要があります。他のワンちゃんがたくさんいて集合注射が苦手というワンちゃんは病院に来られる場合が多いです。
厚生労働省のホームページより。現在、狂犬病の発生がない国は、地図上の青色の国だけです!